優遇制度で開業・移住 フランス洋菓子店「MONT SAINT FUJI」

優遇制度で開業・移住。支援金交付までを詳しく伺いました。

富士宮市の外神で生まれ育った篠原さん。パティシエとして都内で活躍してきた経験をもとにUターンと開業を同時に実現しました。
その際、国・県・市の優遇制度である「移住・就業支援金」と「起業支援金」を県内で初めて受けとった経緯や、開業・移住について伺いました。

フランス洋菓子店 モンサンフジ シェフパティシエ
篠原 健史郎さん、妻 綾香さん

フランス洋菓子店 モンサンフジ パティシエ 篠原健史郎さん、妻 綾香さん

移住・開業の決め手について教えてください。

インタビュー風景

もともと学生時代にレストランでアルバイトをしていた時、デザートがお客様に届くまでの流れに魅力を感じていました。
私はパティシエになる前は都内でSEとして15年間サラリーマンをしていましたが、その時も仕事のストレス解消に出張の際の甘いものの食べ歩きが大好きだったこともあり、サラリーマンをしていて体調を崩したことをきっかけに、パティシエに転職する道を選びました。

時間を見つけてスイスに修行にも行きました。スイスで製菓学校に数週間通い、マカロンで有名なパティスリー「ラデュレ」で働くことになりました。そこではフランスのパリに本店があり、パティシエとしての技術を磨いていました。
その後、次の店に就職するか地元に帰って就職か、を考えたとき、妻からの「地元に帰ってお店に就職しても、最終的には開業するならこのタイミングでどう?」という言葉に一念発起して、生まれ育った富士宮市を候補地に移住と開業に乗り出しました。

支援金について受給の流れについて教えてください。

インタビュー風景

開業と移住を同じタイミングでやろう、となると、やっぱり大事になるのはお金です。最初に日本政策金融公庫の相談窓口だった富士宮商工会議所に相談に行きました。そこで支援金について案内されました。
「移住・就業支援金」と「起業支援金」は両方とも国・県・市の優遇制度で、商工会議所の担当の方と市役所にいって手続きをしました。今回は移住と開業が同じタイミングだったのですが、そのケースはなかなかなく、私たちが県内でも初めての例でした。

もちろんタイミングだけでなく、様々なハードルがありました。
融資を受けるための事業計画や、店舗を建てるための土地の購入も大変でした。時間的な期限もありましたし、融資で何度も都内と富士宮の往復もあり、さらには優遇制度を利用するために必要な有識者に向けたプレゼンテーションもありました。

それと移住に関する準備も同時に進めていったので、その年は夫婦2人でバタバタの毎日でした。でも色々背中を押され、どんどん準備が整っていった感はあります。それもこれも、自分たちが最初の一歩を踏み出したからこそ動き出したものだと思っています。

移住に際しての不安などなにかありましたか?

インタビュー風景

私は富士宮市が地元だったのでそこまで不安や抵抗はありませんでしたが、妻は大変でしたね。妊娠もしていて出産がお店のオープンの1か月後でした。生まれる前の日までオープンを手伝ってくれたので、妻にとっては本当に大変な期間だったと思います。
でも、今後子育てしていくにあたっては、都内よりも富士宮の環境のほうが、自然も多くていいな、と妻も言ってくれているのであまり不安はありません。お店の営業時間は夫婦二人ともお店にいるのですが、その間は近くに住む母が子供を見てくれています。そんな環境もUターンしたからこそだと思います。

不安があるとすれば、都内で生活していた時に妻はあまり車の運転をしていなかったので、どこに行くにも車が必要な富士宮市では運転が不安ですね。練習しないと(笑)

富士宮市に移住を考えている方へのメッセージ

富士宮に帰ってきていいなと思うことは、やっぱり富士山があって景色がいいことと、水がおいしいことです。
あとは都内と比べてビル風がないからだと思いますが、冬場それほど寒さを感じないことが多いです。
私は転職ではなく開業でしたが、富士宮市の企業への就職といったケースを想定されている方も多いかと思います。そういった方にとっても富士宮市は都内にはないゆっくりした空気感があり、ゆとりを持った生活が送れると思います。多忙な毎日に疲れてしまっても、富士宮で生活することできっと気持ちが整うんじゃないかと思いますよ。

開業したお店フランス洋菓子店「MONT SAINT FUJI」について

インタビュー風景

洋菓子作りに関してパリでは日本とは少しやり方が違っており、そのやり方を生かしているのが今のお店です。落花生を使っているのもそうですし、ケーキの土台の構成もフランスで学んだことが生きています。富士宮では落花生が特産なので、ふんだんに使ったケーキを作ることができますし、ケーキに欠かせないいちごも、毎朝農家の方が持ってきてくれる朝採れの新鮮なものです。是非、地元の素材で作った本格フランス菓子を富士宮の人に食べていただきたいです。
今は量産をせず、いいものを提供してペースをつかむことを大事にしていますが、落ち着いたらイートインだけのスイーツも作って、カフェとしても楽しんでいただける場所の提供も予定しています。

「静岡県移住・就業支援金」について

静岡県に移住し、中小企業等に就職した方に

100万円

単身の場合は60万円

静岡県では、東京23区の在住者または東京圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)在住で23区への通勤者が、静岡県内に移住し、本県が選定した中小企業等に就職した場合に、100万円(単身の場合は60万円)を支給します。

詳細はこちら

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優遇制度で開業・移住。支援金交付までを詳しく伺いました。