休業中のカフェで出会った、”第二の人生”の先輩
悔いのない人生ってなんだろう?
「悔いのない人生ってなんだろう。」
そんな書き出しをしたら、「急にどうしたの?」「体調でも悪いの?」と思われてしまうかもしれませんが(笑)、どうぞご心配なく。私は元気です。
こんにちは、移住&住まいアドバイザーのShioriです。
偶然のご縁からはじまった出会い
先日、ふとしたご縁から出会ったのは、20年ほど前に富士宮へ移住してきた、あるお店の店主さん。
富士宮市は富士山のふもとにあるまち。移住相談の半分以上は「第二の人生をここで送りたい」という方からのご相談です。
「店舗兼住宅を見つけたい」
「毎朝、富士山に“おはよう”と言える場所に住みたい」
「人生の集大成として、自分のお店をもう一度開きたい」
そんな熱い想いをもった相談者さんの希望に応えるべく、その方がGoogleマップで見つけた休業中のお店を訪ねたのが、とあるカフェでした。
コーヒーの香りと、あたたかな会話
最初に電話をしたときは、完全に“何かのセールス”だと思われたようで、なかなか話を聞いてもらえませんでした。
でも、思い切ってお店へ突撃訪問してみると、お庭を丁寧に整えられているご夫人がいらして、少し会話をした後に「主人を呼んできますね」と中に入ってくださり、店主さんと顔を合わせることに。
その瞬間、電話での印象とは異なる優しい空気に変わりました。
「とりあえず、中へどうぞ。これも何かのご縁だから。」
「コーヒーでも飲んでいくかい?」
そう誘っていただき、休業中のカフェで一杯のコーヒーをいただくことになりました。
ご近所さんが訪ねてくるときも、こうしておもてなしをしているのだとか。
コーヒー好きの私はありがたくお言葉に甘え、店主さんとの会話を楽しみながら、あたたかいコーヒーを味わいました。
きっと代金は受け取ってもらえないだろうと予感したので、コーヒーを淹れていただいている間に、店内に並んでいた雑貨の中から好きなブランドとのコラボトートバッグを選び、そのお代をお支払いしてお店を後にしました。
「どちらを選んでも後悔はある」──店主の言葉
店主さんが20年をかけて紡いできた“第二の人生”。
そのひとときは、私の心に小さなろうそくの火を灯してくれたようで、なんともあたたかい時間でした。
「今の暮らし、このままでいいのかな」とモヤモヤしたら、気になる物事に向かって動き出すタイミングなのかもしれません。
でも、移住先を決めて暮らしても、後悔が全くないわけではない。人はきっと、どこかで“ないものねだり”をしてしまうものです。
右に行くか、左に行くか。人生は選択の連続。
そして時に「左を選んでいたらどうなっていただろう」「右を選んだのは間違いだったかもしれない」と考えてしまう。
つまり、どの道を選んでも後悔はあるのだと思います。
「移住しても、しなくても、どの道後悔する時はやってくる。」
「どちらを選んで後悔したいか」――その視点で考えてみるのも、いいのかもしれません。
移住の選択に“正解”はない
移住するかしないかに、きっと“正解”はありません。
それでも、「この扉の先にある暮らしを見てみたい」と心が傾いたときは、シーソーが傾くように、流れに身を任せて一歩踏み出してみる。
流れに乗ることで、また新しいご縁や良い流れがやってくる――最近、そんなことを特に感じます。
ご縁がつなぐ、これからの未来へ
ありがたいことに、今は過去最多の移住相談を同時進行しています。
相談だけで終わる方もいれば、「ここに住みたい!」と強く願って行動を引き寄せる方も。
そのひとつひとつのご縁が結びつく瞬間は、何度経験しても胸が熱くなります。
そしてそれは、地域の皆さんの情報やサポートがあってこそ。
ゆっくりと、一件、二件、三件…と移住希望の方を迎えることができるようになった今。
かつては「息子たちも帰ってこない田舎に、誰が来るの?」と否定的だった声も、いつしか耳にしなくなりました。
この地を「好き」と言ってくれる移住希望者が集まり、ここで生まれ育った人たちが「帰りたい」と思える場所に――。
そんな未来を願いながら、これからも悔いのない人生の一コマをサポートできるよう、移住相談を続けていきたいと思います✊
お問合せ&お知らせ
Koti Fuji home advisor 移住&住まいアドバイザー 中村史織
TEL:090-6613-2430 / Mail : kotifuji@gmail.com
Instagram DM OK▶︎@kotifuji
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