故郷って、どこですか?
「故郷」って、どこだろう。
生まれ育った場所?
こどもの頃の思い出がある場所?
それとも、今、自分が暮らしている場所?
そんなことを、今年のお盆に考えて、思い巡らせたことなどを、今回は綴っていきたいと思います。
久しぶりに、夫の故郷へ
今年のお盆休み、久しぶりに夫の実家がある三重県熊野市へ帰省しました。
富士宮から熊野までは、車で休憩を挟みながら5〜6時間ほど。
なかなかまとまった休みを取ることができず、お盆に帰省するのは今回が初めて。
せっかくなので⁉️夜中の3時半に富士宮を出発。
朝方には伊勢神宮へ立ち寄り、そこから熊野へ。
お昼頃にようやく熊野市の実家へ到着しました。
その後のお盆の間も、じっとしていられないこどもたちと一緒に、
夫が幼い頃に巡っていたふるさとの自然や文化を、これを機会に知ってもらえたらとの思いもあって、川湯温泉や太地の海、本宮大社などへ足を伸ばし、
さらに帰り際には奈良の東大寺へも。
三重、和歌山、奈良の見どころを駆け足で巡る帰省でした。

熊野で過ごした、今年のお盆
今回の帰省は、夫の実家が初盆を迎えていたこともあり、いつもの夏休みとは少し違う時間になりました。
お盆にはお坊さんが来てくださり、親族やご近所の方も、お線香をあげに訪ねてきてくださいました。
そして送り火を終えた夜。
花火大会の会場でもある海岸へ向かうと、海岸沿いに
石碑のような形をした灯籠がたくさん並ぶ光景に驚きました。

実は、熊野のお盆にこうした風習があることも、花火大会が「供養の花火」が起源であるということも初めて知ることばかり。
熊野市では、お盆の時期に故人を迎え、送り、供養するためのさまざまな風習が受け継がれていて。故人を偲んで打ち上げられる「追善花火」もその中のひとつ。

海岸に並ぶ灯篭と、夜空に上がる花火。花火終了後の灯篭のお焚き上げ。
私にとっては、どれも初めて見る熊野のお盆の風景でした。

故郷って、生まれ育った場所だけなのかな
夫にとって、生まれ育った熊野はもちろん故郷。
今回、夫の実家でお盆を過ごし、親族やご近所の方が集まり、昔から続く風習に触れました。
その時間の中で、ふと考えたこと。
「故郷って、生まれ育った場所だけなのかな?」
私にとって、富士宮は生まれ育った場所ではありません。
でも、ここで暮らし、こどもたちを育て、地域の人たちと出会い、季節を重ねてきました。
いつからか富士宮はもう、生まれ育ったこどもたちにとってだけでなく、私たちにとっても「ふるさと」と呼べる場所になっているんだなと感じて。
生まれ故郷に限らず、思い出が積み重なっていった大切な場所はどこも
「ふるさと」と呼べるんじゃないかな、と思ったのです。

故郷にあるものを、これからどうしていく?
そして最近、故郷について考える中で、もうひとつ気になっていることがあります。
自分自身のこれからのことを考えたり、終活について調べたりする中で、
「お墓をどうするか」
ということも、少しずつ身近な問題になってきました。
私たちは、故郷や実家から離れた場所で暮らしています。
両親のお墓をこれからどうするのか。
そして、自分たちはどこに入るのか。
そんなことを考えて、樹木葬や永代供養について調べたり、実家の近くのお寺を訪ねたり。
でも、調べてみるとやっぱり簡単には決められない…。
お墓を持つのか、持たないのか。
故郷に残すのか、今暮らしている場所の近くにするのか。
家族の思いや、これから暮らしていく場所、お墓参りに行ける距離。
いろいろなことを考えながら、私自身もまだ答えを探しているところです。
急いで答えを出すのではなく、ゆっくりと家族で話し合いながら、その時の私たちにとっての「最善解」を見つけていけたらと思っています。
またさらには、これは私たちだけの悩みではないのでは?と。
移住相談をしていると、実家のこと、親のこと、今ある家のこと、そしてお墓のこと。
これまで暮らしてきた場所から離れて、新しい場所で暮らし始めるからには、考えることがいっぱい。
「どこに住むか」だけではなく、
「これまでの場所と、これからの暮らしをどうつないでいくか」
それも、移住を考えるときに一緒に考えておきたいことなのかもしれません。
今年のお盆、夫の故郷・熊野で過ごしたことをきっかけに、故郷のこと、家族のこと、そしてこれからの暮らしについて、改めて考える時間になりました。
故郷との距離が変わっても、家族とのつながりや、思い出、お墓など、そこにあるものまでなくなるわけではない。
そして、これから暮らしていく場所にも、新しい思い出やつながりが生まれていく。
その両方を大切にしながら、自分たちなりの暮らし方を見つけていけたらなって思った夏となりました。
皆さんにとっての「ふるさと」ってどんな場所か。
ぜひ、教えてください☺️
#三重県熊野市 #お盆の風習 #故郷 #移住生活 #富士宮市
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