家族でFujinomiya Lifeを満喫中♪~富士宮っ子はぐくみ隊!のつぶやき~

桑の実の思い出

0630
  • あそびば
  • おいしいもの
  • くらし

こんにちは、ごましおです♪
この前、夫(10歳年上)と小学校の頃の思い出話をしていて、道草の話題になりました。
他県出身の夫は、学校から自宅まで徒歩5分かからない距離なので、すぐ帰宅する毎日だったそうです。
富士宮市内で生まれ育った私は、学校から自宅まで徒歩20分くらいの距離だけど、ほぼ毎日2時間かけて帰宅(^_^;)。
「家に帰るのに2時間かけてって…道中何やってたの?」
「えっとね、春は桜の花びらを空中キャッチや四葉のクローバー探し、初夏は木苺や桑の実とって食べて、秋は斜面よじ登ってドングリ拾って…」
夫から呆れ顔をされました(笑)。
「桑の実食べてって…、あなた歳ごまかしてるでしょ。俺の子ども時代でさえそんなの身近に生えて
いなかったよ…?」
「だって、あったんだもーん。というか、いまだに富士宮市内にはあちこちに桑の木が生えてて実がとれるんだよ。」

富士宮市はその昔、蚕(カイコ)を飼育(養蚕)し、その繭から生糸(絹)を作る産業(製糸業)が盛んな地域だったそうです。
当時は駅前の現在はイオンモール富士宮がある場所に、日本ペニー紡績大宮工場(その後「オーミケンシ富士宮工場」に名称変更)がありました。
その近隣の踏切名が「ペニー紡績踏切」と呼ばれているのはその名残です。
元々JR身延線も、材料や製品の運搬用に発達した、となにかで読んだことがあります。
市内に蚕の餌である桑の木が未だ多く残っているのは、そんな歴史を持つ富士宮市ならではでしょうか。

先日うちの子どもが鮮やかな赤い桑の実をつんできた時、「これ黒っぽく熟していないとおいしくないよ?食べてもいいけど酸っぱいぞ〜!」と言いながら、毎日のように友達と寄り道していた子どもの頃を懐かしく思い出しました。

桑の実ってどんなの?と気になった方は、田貫湖ふれあい自然塾周辺の遊歩道を探してみてください♪
6月になると、たくさんの赤や黒っぽい実がなってますよ〜!

☆田貫湖ふれあい自然塾
www.tanuki-ko.gr.jp/