家族でFujinomiya Lifeを満喫中♪~富士宮っ子はぐくみ隊!のつぶやき~

第24回『ねぇ、この本よんで』をふりかえって

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  • くらし

こんにちは、静岡県富士宮市で育てを楽しんでいる、富士宮っ子はぐくみ隊!のモモっちです。

先日、『ねえこの本よんで』の反省会に参加しました。
『ねえこの本よんで』は、毎年夏休みに市立図書館で開かれている絵本の読み聞かせの会です。
市内の各小学校で読み聞かせのボランティアをしている有志が、各グループ25分ずつ子どもたちに絵本を読み聞かせします。
反省会では、参加した感想を順番に話し合いました。

「緊張はしたけれど、子どもたちが集中して聞いてくれたので、読みやすかった」
「ここで読んだことで、これからの自信につながった」
「長いお話だったけど、しっかり聞いてくれて嬉しかった」
「この会をこれからも続けてほしい」
といった感想が出ました。

『ねぇこの本よんで』は、おはなしが楽しめる子なら何歳でも参加できるので、選書についてはどのグループも苦労されたようでした。
「この本を選んでよかったのか?ほかのグループがどうやって読む本を決めたのか教えてほしい」、という質問が出ましたが、なかなか答えの出ない難しい課題だと感じました。来年も同じ質問が出ると思いました。

他にも、
「他のグループの読み聞かせを聞くことができ、とても勉強になった」
「声の大きさが大事だと感じた、大きすぎても小さすぎてもダメだと思った、簡単なようで実は難しいと感じた」
「長いお話でも子どもはしっかり聞けることが分かった」などの感想が出ました。
また、運営の事務局からは
「全体的に本の持ち方がバラバラだったので、各グループでどの位置が子どもにちょうど良いのか、話し合ってほしい」と提案がありました。

集いを主催した富士宮子どもと読書の会の大塚清美代表は、
「長い話イコール小さい子は無理、という考えは持たないでほしいです。子どもは少し背伸びをして、長い話も聞きたがります。もちろん話に入れない子もいるでしょうが、小さい子が多いから、短い話ややさしい話にしよう、という決め方はしないでほしい。長く読み継がれた良い本なら、幼児でも楽しめるもの。何をどう読むか、これは読んであげる大人が、頑張らないといけない部分です。たくさん練習して上手に読むことももちろん大事ですが、それより、そのお話の楽しい世界をまるごと子どもに伝えるんだという、そういう強い気持ちが必要です」と教えてくれました。

本番に備えてグループの仲間たちと読む練習をすること、会場でたくさんの初対面の子どもたちの前で読み聞かせをすること、他の人の読み聞かせを聞くこと、実際に読んでみた感想を語り合い共有すること。
一つ一つがとても良い経験になりました。
このようにして、子どもたちに楽しいおはなしの時間を届けられるように、みんなで経験を重ねていくことができてうれしいです。
来年もまた参加したいと思いました。