家族でFujinomiya Lifeを満喫中♪~富士宮っ子はぐくみ隊!のつぶやき~

よりよい富士宮市立図書館を育てる勉強会75

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  • くらし

こんにちは、静岡県富士宮市で子育て満喫中の、富士宮っ子はぐくみ隊!のうえのっちです。
先日、「よりよい富士宮市立図書館を育てる勉強会75」に参加しました。
この催しは、富士宮市立図書館のよりよいサービスや運営について、市民や利用者の立場から考える勉強会として、平成17年10月30日に富士宮市立図書館協議会委員を中心に、図書館に興味のある市民により始められた取り組みです。

会の代表からは、図書館が果たすべき役割は民主主義をどう市民に根付かせるかを教育する機関であること、だからこそ貸出冊数ばかりを求めるべきでないこと、富士宮市立図書館は市の教育委員会に属することで政治からの中立性・独立性を保っているとのお話がありました。

75回目の勉強会となる今回は、市民読書サポーターさんによる昔話の語り(「学問をした犬」/チェコスロバキアの昔話)に続いて、高瀬一樹さん(芝川図書館司書)から、「最近の図書館について思うこと2」と題して、最近の図書館にまつわる映画の紹介や全国の事例発表がありました。

高瀬さんの発表内容は、次の通りでした。
トピック1:映画「ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス」
トピック2:2018年度全国図書館大会より「市民とともに成長する図書館」
トピック3:ウィキペディアタウンに参加してみた
箸休め:「図書館キャラクターグランプリに参戦してきました」
トピック4:2018年度図書館総合展より「ビブリオバトル シンポジウム」
トピック5:こんな図書館に行ってきました。
(配布資料より引用)

全国図書館大会や図書館総合展、そして各地の公共図書館に実際に足を運んで見聞きしたこと、感じたことなど、高瀬さんのお話しはとても充実して、聞いていてワクワクしました。

印象に残ったのは「図書館は、人と人、人と知、知と知をユルくつなぐ施設であるべし。司書の仕事はユルくせず、公共図書館の役割と司書の専門性を常に重視すべし」というメッセージです。

当日は台風が接近する激しい風雨の夜でしたが、会場には多くの参加者が集い、熱心に耳を傾けていました。
そして勉強会が終了後も何人もの参加者が残って感想を語り合いました。

この先富士宮市でも、人口減少を見据え財政を維持するために公共施設再編の議論が始まっていきます。
そんな中、より良い図書館のあり方を市民や利用者の立場から考えていく活動が、すでに14年も前から続いていることはとても素晴らしいです。
この有意義な取り組みのことをもっと多くの方に知っていただき、一緒に考えてゆく仲間になってもらいたいので、これからもできる限り参加して、周囲に広めたいと思います。

※このレポートは富士宮っ子はぐくみ隊!のブログにも掲載しています。
ブログには写真もたくさん載っていますので、どうぞご覧ください。
https://ameblo.jp/hagukumitai/