家族でFujinomiya Lifeを満喫中♪~富士宮っ子はぐくみ隊!のつぶやき~

ご近所さんとの新年会に参加しました♪

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  • くらし

こんにちは、うえのっちです。
先日、ご近所の皆さんとの新年会に参加しました。

私の住む地区では毎年、男性住民と女性住民がそれぞれ別々に新年会を開きます。
我が家では2年前から義母に代わって私が出席するようになりました。
今年の「女性部」の新年会には20人くらい参加しました。
参加者のほとんどは40年ほど前に他の地域から嫁いできた60〜70代の孫育て世代の方々です。

素敵なお蕎麦屋さんへお出かけして美味しい料理とお酒をいただきながら、皆さんがこれまでどんな生活を送ってきたのか、貴重なお話しをたくさん伺いました。

ここでは毎年1月下旬ごろ、地区の男性が集って山の神様に豊作を願うお祝いの行事があったこと。
この行事では各家庭が持ち回りで自宅を会場として提供し、その年の会場となる家の主婦が手料理を一人で用意してふるまわなければならなかったこと。
一方で地域の女性にも年末年始やどんど焼きや山の神様のお祝いが終わった頃に、「子安講」(こやすこう)という安産や子どもの健やかな成長を願う新年の集いがあり、ほっと一息つける労いの会として親しまれてきたこと。
他にも、ご近所さんからお葬式が出たら地域総出でお手伝いに集まり、精進落としの料理を作ったり香典返しの餅つきをしたこと。
女性たちは、嫁ぎ先のお姑さんに手順を教わりながら、ご近所のお嫁さん同士が励ましあって慣れない地域の行事や風習に取り組んできたのだそうです。

「あの頃は何かと苦労したけど、今では山の神様も子安講も飲食店での『新年会』に変わったし、お葬式も葬儀場で執り行うようになったから、本当に楽になって助かったのよ〜」と、皆さん笑いながら懐かしく思い出しておられました。

私が育った地域では、自宅にご近所さんを招いて宴会を開いたり、ご近所総出でお葬式のお手伝いをする風習がなかったので、皆さんのお話しをうかがっていてかなりびっくりしました。
正直言って私は家事炊事には自信がないので、とてもそんな伝統行事のお役目など務まらなかったでしょう。
想像するだけでもムリ!ありえないですぅ〜〜!(◎_◎;)

この地区の皆さんが、代々女性に大きな負担を掛けていた伝統行事のあり方を少しずつ見直しながら、こうして地域の交流の会そのものは続けてくださっていることがありがたく、ご近所同士の結びつきを心強く感じられて、いい時代、いい所にご縁があってよかったなぁと改めて思ったのでした。

☆子安講について(富士宮市のホームページが開きます)
www.city.fujinomiya.shizuoka.jp/citizen/llti2b00000020le.html